どれほどのニーズが?

近ごろ、子供の頃好きだった音源収集に走っている訳ですが(id:min-chang:20050509)、ここで懸念していたアニメ・ドラマ主題歌系の世界に、ついに足を踏み入れることとなりました。

それは昨日のこと、別のCDを買いに新宿のタワーに立ち寄った時、ソレ系のコーナーがあることにふと気がついたのがきっかけでした。最近はCD/DVDの購入はほとんどamazonで済ませてしまうのだけど、ネット上では在庫切れであきらめたモノが、意外と店頭には残っているというケースがあるんですね。

懐かしの特撮ヒーロー大全(2)先日「キャプテンウルトラ」や「マイティジャック」が入手困難で困ると書いたばかりですが、この1枚であっさり入手できました。ああ、両方ともやっぱり良い曲だわ。富田勲すごいぞ。

このアルバムで改めて聴きなおしてみると「ジャイアントロボ」もすごいサウンドだったんだなあ。すごいコーラスアレンジ。なんとなく記憶に残ってたけど、こんなスゴイ効果が出ていた事には気づかなかったなあ。それと驚いたのが「怪獣王子」のボーカル。天地総子が歌ってますが、声質は違うものの、私のもっとも愛する女性ヴォーカリスト小川美潮のルーツを見たような気がしました。

しかしこの東芝のシリーズはこの特撮ヒーロー大全の他にもCM大全、アニメソング大全、アニメソング大全〜挿入歌編等があって、かなり揃えたい欲が出てるんですが、発売は95年で、ほとんどがもはや廃盤です。他社の同じようなシリーズもほとんど90年代に発売されていたんですね。気づくのが10年遅かった...

決定盤!テレビ・アニメ主題歌 オリジナル・サントラ集 昭和38年~昭和43年(1963-1968)もう一枚はかなりボリュームのある2枚組み。76曲収録。ほとんどがTV用のフィルムから落としたと思われる音源です。そのせいか、サイズもTVサイズもしくはそれ以下になっているようです。

実はこの時代のアニメ主題歌類はいくつか映像ソフトを持っているのだけど、ヘッドフォンなどで気軽に音楽だけ聞くことが出来るようになって、やっと鑑賞の対象としての音楽になったような気がします。人によってはまったく理解できないかもしれませんが、私はヘッドフォンによって、やっと音楽をちゃんと聴いた気分になるんです。


ところでここからが本題なんですが(笑)、これらの音源を聴きつつ子供の頃の疑問がよみがえりました。なぜ昔のアニメ類では夏になるとエンディングテーマが「音頭」になるんですかね?

これは子供心にかなり不思議なことでした。いや、夏は盆踊りのシーズンですから、たまにはそういうことがあっても良いとは思うんです。しかしポイントは、なぜみんなしてそうなってしまうのか?!ってところです。私は問いたい。そんなに音頭ミュージックに対する需要があるのか?そんな新曲の登場を待たなくても、実際の盆踊りの現場では、すでにふさわしいレパートリーが目白押しなのではないのか?

ていうか強迫観念?とモア殿に言われてもやむを得ないぐらい、夏ともなるとアニメのエンディングの音頭化現象が起こっていたのです。子供時代には4年ほど九州に居たので、東京に比べればそれなりに盆踊りなどの地元イベント重要比率が高かったと思うけれど、そんなところでもアニメ系盆踊り曲のニーズがあったとは思えなかったのだけどなあ。