答えはOgg Vorbis、か?

何度も書いてますが、MP3の曲間ギャップをどうにかしようとあれこれ模索中です。一時はATRAC目当てでソニーHDDウォークマンも検討したんですが、なんともあの専用ソフトが好きになれずに*1手が出せず。もっともディスクサイズも20GBで、ワタシ的には足りないんですが*2

そこで最近気になっているのがOgg Vorbis*3です。このコーデックもいろいろと言われていますが、最近では音色・圧縮率共になかなか好評なようです。なにより、MP3と違って曲の長さのデータを正確に格納しているため、ギャップレス再生が可能*4。ただ如何せんMP3やWMAに比べて普及率が低い。低すぎる*5。そこが悩ましいところですが、PCで聴く分にはかなり対応ソフトも増えた模様。私の愛用するWinampはもちろん対応済み、しかもポータブルな愛器、アイリバーH140(旧iHP-140)でさえもしっかり対応しているのだ。

それで、手持ちのライブやメドレー系の音源をさっそくOgg Vorbisエンコードしなおして聴き比べてみました。すると、をを、なんと。実にきれいに曲がつながるではありませんか。いや、感動してる場合じゃなくて、ホントはこれが当然なんですが(笑)。MP3ではキャッシュを使って曲間をつなげても、時間的には確かにつながってるけど音は切れた感覚が残ったりしてましたが、こちらは満足できます。

ところが、好事魔多し。Ogg Vorbis対応という先進性をうたいながら、しかしH140では全然ギャップレス再生にはなりませんでした。これはちゃんと実装してないからだろうなあ。アイリバーさん、なんとかしてくださいよ。

それにしても曲間ギャップ、検索かけてもそんなに不満の声ってないんですね。この手のディジタル音楽を楽しむ人たちにとっては、あまり接する機会のない不満なんでしょうか。

*1:私の音源のほとんどは手持ちCDで、さらに残りのほとんどが自作やライブなどのオリジナル音源。元々パッケージ派なので、今後もさほどネット購入を利用するとも思えない身としては、単に自由度の少ない重いだけのソフト

*2:一時限定で30GBモデルが出てましたけど、やはり足りない(笑)

*3:おっぐぼるびす、と読む。一部で評判の著作権フリー(と言われる)コーデック。詳しくはこのサイトなんて、どっすか?

*4:MP3でも、例えばLameの独自タグを使えば曲の長さが格納できる、などの特別な対応方法はあるようですが、標準ではない

*5:内容に対する感覚的な印象からも、なんとなくWin対Macのような雰囲気を感じるのは私だけでしょうか