うだうだと曲を作るのこと

昨日の夜中にふと曲を思いついたので、忘れないようにと起きだして楽譜にメモしておいたのですが、その前に記譜してあったメモの日付をみると、去年の2月でした。うむー。

思えば最後に曲を形にしたのは、一昨年の7月。もう2年も音楽作ってないんだなー。この間のほとんどの時期は仕事を辞めていたためにフリーだったわけですが、音楽活動も一緒に止まっていたと*1。上記のようなアイディアメモでさえ、こんなに間が空いている。

私が参加しているBabaouoというバンドがあるのですが、仕事を辞めた時に、なかなか作業が進まずにそのままになっていたアルバムの完成を任されたのですが(たしか制作が始まったのは98年ぐらいじゃなかったかな?)、これもまったく進めることができなかったしなあ。やはり生活の中に音楽する環境がないとこうなってしまうのかと、あらためて愕然としてしまいます。本来は自分で自由に曲を作ってどんどん形にするためのユニットであるまきみんのCDを出してからでさえ、もう丸3年かあ。

いや、ホントは環境だけのせいではないと思うのだけど、本質的な意味では、なにしろ録音機材こそが私の楽器ですから。たとえば、楽器ひとつもしくは歌を追加して何か音楽してみろと言われた場合より、たとえ楽器はなく歌だけだったとしても録音機材を使って何か音楽してみろと言われたほうが、より面白いものが出来るという確信があります。ミュージシャンとしては明らかに外道だけど、結局、これが私の音楽者としての本質なんだと考えてます。

ただ、こんなに間が開くと、曲のアイディアも出やすいです。少なくともそんな気がする(笑)。アウトプットが少ないために蓄えがあるって感じですか。でも、ホントは日常的に音楽作ってるほうが頭が順応していてアイディアも出やすいし、アレンジや録音の作業が圧倒的に早いんですよね。これはまきみんを始めて、10年ぶりに音楽製作をやるようになってから思い知りました。20代の頃と違い、どの作品も完成までにかなり苦労しましたから。まあやってることの複雑さや手間も違うことは違うんですが。

それとは別に最近作曲に関して思うことがあって、やっぱり詞は自分で書かないといけないかなーという気持ちになってます。昔も時々書いてましたが得意とは言えないので、人の書いてくれた詞に頼りがちなわけで。しかし、メッセージを発したいというのとは違うかもしれないけど、歌モノを作る以上、自分の言葉を発するということは重要であるよ、と最近人の曲を聴くたびに感じることが多いので。

なので、リハビリがてらに自分で全部歌詞を書いた曲を何曲かまとめて形にしてみたいなあ、という思い付きにとらわれている今日この頃です。公表するかどうかはわかりません(笑)。

*1:まあバンドはその間もさかんにやってましたけど