メンバー紹介のコーナーに「好きなアーティスト」欄があって、KFAのみなさんがいろいろ書いております。
正直な話、昔からこの手の質問が苦手で、なんとか四苦八苦して答えても後で釈然としない気持ちが残る、などという事が何度もあったのです。かといってあれこれ挙げればキリがないし。
それで思いついた私の対応策は、よくよく考慮した答えを「決めて」おき、常にそう答える事にする、でした。しかも三者。(なぜか)
その結果、ポップ音楽部門では「ビートルズ、クイーン、カーペンターズ」という事で納得したのが確か80年代の始めごろだったでしょうか。
当時でさえ実際には黒人音楽やプログレ、そして音楽学生だったのでクラシックばかり聴いていた時代なんですが、そんな背景は微塵も見えないこの選択。(笑)
でもこの三者を好きなアーティストとして答えた時に、それを相手にどのように受け取られても構わない、というような心積もりで選んだ結果なのでした。とにかく、それから20年余、常にそう答え続けてきました。かなり王道な選択なので、なんだかんだで時代の流れにあまり影響も受けないようです。
音楽部門よりもたぶん先に漫画部門を決めました。それが「江口寿史、とりみき、いしかわじゅん」なんですが、音楽に比べるとその頃の時代の色がかなり強いです。でもこれもいったん「決めて」しまったので、その後再考される事なく今に至ってます。
この「決めて」というのが曲者で、自分はこの三者が好きなのだと答えることに決めているからこそ、他の好きなあれこれに未練を残さず答えられるわけで、なかなか一筋縄では行かないものなんです。
キリがないんですよ。手塚治虫はどうした、とかなぜ水木しげるが入ってないのだ、とか。(笑)
この時選んだ三人は今でも好きだけれど、音楽部門に比べて、こちらは時代的に再考してもいいかしら、とは思いますがね。
誰が好き、とか言い出したらキリがないと書きましたが、ここではずるずる書き続けることが出来るので、時折書いてゆこうかと思うです。