ごはん

気のせいではない、と思うのですが、最近外食で出てくるご飯がやわらかめの傾向にあるのが気になってます。

私はまだ年若い頃から外食率が高く、ここ10年以上は100%と言っていいほどですが、やわらかいごはんが出てきてがっかりさせられる事が多い今日この頃なのです。

しかし実のところ、自分が「普通」だと思っているごはんの硬さが、果たして世間様でも「普通」なのだろうか?!心ある人(笑)なら自分の物差しを振り回す前にそう思って当然です。

移動教室最終日、学年全員の前で

これに関しては、私にはこんな体験があります。
中学2年の移動教室でのこと。最終日の閉所式で「なにか施設を利用した中で意見がある人はいますか?」という問いかけがあったのです。
一人の女子が「ごはんが硬かった...」と発言したのですが、その直後、その場に居た200人以上の学年全員のほとんどが、一斉に異議の声(とヤジ。笑)を上げたのです。

ほとんどの人は程度の差こそあれ柔らかい、穏便だった人々(笑)も少なくとも硬くはないと思っていたようなんですね。かく言う私はちょっと柔らかめだけど不満を言うほどではない、と思ってました。

あれから何十年も経っているので自分の感覚にも変化が起こって居るでしょうが、その時点ではどうやら「普通」だったらしいと思ったものです。その大多数がヘンだったのだ、というのであれば別だけど。

こんな時、どうしても許せないやわからゴハン

ところで話し戻って、やわらかめのごはんと言ってもケースによって罪の重さ(笑)が違います。いままで食べた中で一番とほほだったのは、なんとすし屋(廉価店ですが)。あり得るのか?!とビックリすると共に早々に店を出た覚えが。次がカレー。最近の事なのでよく覚えてますが、CoCo壱番屋の某店。ココイチで初めて残しました。好きなのに。

定食などのまっさらごはんというのが一番ダメージが少ないようです。イヤだけど。吉牛でもよく遭遇しますが、これもガマンできないほどではない事が多いです。やわらかいといってもその時々で程度は違いますけれど。

やわらか派、拡大再生産

今一番心配しているのは、こんなごはんを食べて育った人は明らかにソレを「普通」だと思い、かくてやわらかごはんが拡大再生産されて行き多数派になってしまうというシナリオが現実になる事です。

現状がすでにその表れではないかと。しかも一定数以上になると加速度的にそうなって行きますよね。いやなに大丈夫だ、そんなものは一部の現象に過ぎない、とか言ってるうちに妙なすしを食わされるような事になりかねないと。

それはなんとも生きにくい世の中であるなあと。今後も外食依存派を続ける予定なので、深刻な問題です。


ちなみに以前こんな話をしたところ、まきちゃんはかためごはん愛好派、しかしバンマスは最近やわらかごはん好みになったとのこと。

いざとなったらそれも見識(?)だと思うけれど、これは思って転向できるわけじゃないからなあ。ナンギだ。