不定期連載:個人的音楽遍歴 2 ヨッパライ編

不定期連載:個人的音楽遍歴 1 バラバラ編(id:min-chang:20050108)より続く

「バラ・バラ」以降はイキナリいろんな音楽が入ってきましたねえ。というか、すぐに次のビッグウェーブがやってきました。それが「帰ってきたヨッパライ」。

もう狂ったようにこの曲を聴き、歌ってましたよ、ホントに。それにしてもコドモの私は、この曲のナニがそんなに好きだったんだろうか。ひとつには実にコドモっぽく、ストーリーや効果を面白く感じたんだろうと。音楽的にははっきり覚えてないのだけど、テープ操作でピッチを変えたボーカルとギターの音が、ちょっと妙な味わいを醸し出していた部分は何かを感じていたのではないかなあ。

それにしてもよく出来てますよね、この曲は。T-D*1繰返しだけのシンプルなコードに跳躍進行が印象的なメロディのAメロ部分と、5度5度*2を含む動きのあるコードに印象的な半音進行から始まるメロディのBメロ部分。Aメロに帰る前にも「アー、アー」でアクセント作ってるし。まるで教科書に載りそうな(笑)、典型的に良く出来た構成。まあそんなことはおいといても、飽きさせない曲ですよねー。

さてそのすぐ後には「恋の季節」。ちょっとロックな感じもあるイントロのリフが印象的な、時代の音でしたねー。それから「ブルーライトヨコハマ」です。個人的には、コドモながらに歌謡曲の象徴みたいに感じてました。いしだあゆみのボーカルも含めて。他にはケメ子の唄」とか「夜明けのスキャット」もインパクトあった。

ロクに資料にも当たらずに書いてるので、他にもありそうですが、この時期になると一気にお気に入りの音楽というのが増えたんだなあと気づきました(笑)。あとは何かのテレビドラマでインストの「Hey Jude」が使われていて、ああこの曲好きなんだよなあと思っていたところをみると、これも聴いてたんだなあと。そう、私には十歳年上のミュージシャンなイトコがいて、彼がビートルズを好きだったんですよね。音の方の記憶はないけれど、彼の部屋で当時ホワイトアルバムのオマケポスターをみかけた覚えがあります。

あとはTV系で、とにかく好きだったのが「キャプテン・ウルトラ」、「マイティ・ジャック」のテーマソング。当時は当然知りませんでしたが、富田勲ですねー。あっ!ひょっとして「キャプテン・ウルトラ」は「バラ・バラ」よりも先なのか?!まあ今となっては判らないので、同時期につき同率一位(?)って事にしておきましょうか。「ウルトラ・セブン」はホーンとベースが好きだったなあ。

アニメではなんと言っても「狼少年ケン」。心躍ったなー。ああしまった、「魔法使いサリー」とそのエンディングテーマ達、これは明らかに「バラ・バラ」より先だぞ。そうかアニメ主題歌系が私にとって一番最初のシビレ体験だったのか?!

この時代のアニメ曲には、個人的に実にシビレる曲が多いんです。しかし20代の頃に再評価したモノも多く、今となってはどれをどのタイミングで好きになったか判りにくい部分もあるのでやっかいだけど、上で触れたモノは明らかにリアルタイムで好きだったなあ。
うーん、この項はもうちょっと整理する必要があるな(笑)。

*1:トニックとドミナント

*2:ドミナント(5度)に対するドミナント(5度)の和音