新・風のロンド再び

CXTV午後1時半のドラマと言えば、東海テレビ制作の「昼ドラ」。一時はこれにハマって、毎日録画して観たものです（笑）。

いままで観た中で、一番のお気に入りが「新・風のロンド」。ちょうど5年前になるんだな。

もう一度みたいなー、DVDとかあるのかなー、と思っていたら、今年に入っていきなりファミリー劇場で始まっていましたよ！毎日話ずつ放送。残念ながら気付いたのが2日目だったけど、3日目から録画開始。

どんな話かと言えば、これが大河ドラマのようなスケール。原作は津雲むつみのマンガ「風の輪舞」で、こちらは第一部の現代編と第二部の過去編からなるそうですが、「新・風のロンド」では、時間軸に沿って、戦争時代から始まり、戦後−現代と話が流れます。

くわしくは「風の輪舞 - Wikipedia」の（詳細すぎて、全然あらすじになってない）あらすじをご覧ください（笑）。ここではあくまで原作のあらすじ。原作は読んでないけど、たぶんドラマの方が戦中・戦後の部分が膨らんでいるような気がする。

能代建設社長の三男大介と、長男一郎の妻にして後に次男浩二の妻、麻美。ワタシ的には、この二人が主役なのだ。二人とも悪役扱いなんだけど、いろいろな思いを抱えた結果としての屈折したキャラクターが実にイイ！特に麻美の狂いっぷりがスゴイ！

大輔役の神保悟志は、これでファンになったです。そして麻美役、田中美奈子の妖艶な美しさときたら（狂ってるからひとしお）。

恋愛部の主役、槙（小沢真珠）と浩二、夏生（小沢真珠・二役）と英明の親子2代カップルが、たぶん正式な主役なんだろうけど（だから、ロンド）、それをジャマし続ける大介と麻美の煩悶のすさまじさが、このドラマの妙味かなと。

5年ぶりに再見して、やっぱおもしろいわ、これ！とコーフンすると同時に、あ、これこんなに音楽よかったっけ？と思ったので、サントラ盤を購入。

良いサウンドトラックですよ、これ。でも主題歌の「胡蝶の夢」は入ってないんだね。そちらは大黒摩季のCDを買ってくださいって事ですか。でもTVサイズで収録ぐらいしてもいいのに。「胡蝶の夢」の弦アレンジが好きなので買うかなあ。

そういえば、なぜタイトルに「新」が付いているかというと、その前に一度ドラマ化されているから。最初のドラマ「風のロンド」と区別するために「新・風のロンド」になったと。

それは以前から知ってたんだけど、今回よくよくwikiさんを読んだら、その放送年の差はたった1年、というか半年たらずの事で、しかも同じ東海テレビ制作だったと判明！

同じドラマのリメイクを、そんなにすぐやろうと思うものかしら？いったいどんな事情があったのかと、今やその点に興味深々（笑）。