帰ってきたRockbox

いつでもパッと必要な音源を取り出すため、私のポータブルオーディオデバイスは大容量であることを求めらてきました。まあ他にも曲間が切れちゃダメとか、いろいろとうるさいオーナーさんです。

そんな私が今使っているのが、240GBのHDDと、OSにRockboxを実装したiPod Videoです。Classicの前に出てたやつ。元は80GBモデルでした。改造したときのエントリがこれ。そうかもう5年も経ってたんだなあ。

そのエントリにも書きましたが、当時お手軽にインストールも出来るようになっていたRockboxなのに、240GB HDDに対応するために、プログラムを4文字だけ書換えて実装する必要がありました。まあRockboxのバージョンもしょっちゅう上がるし、頻繁に同じ作業をすることになるだろうと思って手順を詳細に書きとめておいた訳です。

ところがどう云う訳か、ある時から同じ手順でエラーが出るようになってバージョンアップが出来なくなってしまいました。いろいろ調べたけど回避方法を見つけることが出来ず、長いこと古いバージョンを使い続けることに。

悪いことは重なるもので、半年ほど前からOSの具合がおかしくなり、普通にファイル指定して曲を再生することも出来なく、というか曲目が表示されなくなって再生不能状態になってしまったのでした。

たぶん、最後にバージョンアップしたときのソースファイルで上書きしてやれば良かったんでしょうけど、これまた悪いことはさらに重なり、バックアップデータがどこにあるか不明な状態である事が判明。まあその間PC2回ほど変えてたから、どこかに紛れてしまったのでしょう。

そんな訳で、とりあえず代わりにiPhoneで音楽を聴く日々がやってきましたが、聴きたいものがすぐ取り出せないのがもう不便で、ホント途方に暮れていたところに、Rockboxがすでに大容量SSDに対応している情報が飛び込んできたのでした。てか、もう1年ほど前から対応してたらしいのに、私が情報つかめてませんでした。

HDDからSSDへの切替自体がすばらしく胸躍るトピックです。これを機に容量も増やせるし。しかしなによりホントに助かったと思ったのは、これによりユーザーコミュニティに大容量向けディスク用のシステムパッチが公開された事でした。世界のどこかでRockboxのエライ人が作ってくれました。もうイチイチ自分でプログラム書き直したりしなくて良いんだー!と思わず魂が叫んだものです。

そんな訳でさっそくパッチ改良版のRockboxを入手、現在の240GB HDD環境に無事実装いたしました。後は今週にも届くと思われる480GBのSSDとHDDを入替えるばかり。ふっふっふ、これで最強プレーヤーの復活だぜ、とほくそ笑んでいるところです。