今のご時勢、音楽を聴く多くの方がPCにご自分のラウンドライブラリーをお持ちではないかと。やはりiPodユーザーが多数派と思われるので、iTunesでデータ管理しているケースが多いのかしら。
私は、HWとしてはiPod(改造)を使ってますが、SWはRockboxを使用しているので、まったく別のプレイヤーと化してます。従ってPC側でもiTunesは使用しておらず、foobar2000でデータ管理してます。
foobar2000には、長年使ってきたwinampから乗り換えたばかりですが、軽快に動くので気に入ってます。WinampよりNGなのは、リストのアルファベット順表示が冠詞を無視できないのと、単純なコンプレッサー的音量調整エフェクトがない(いちいちReplayGainタグ読ませるのは煩雑)ことぐらいかな。でも画面レイアウトはWinampに似せてカスタマイズしました。
左がfoobar2000↑ 右がwinamp→ |
さて、サウンドファイルにタグをつける際に、ジャンルというパラメーターがあります。ここにPopとかJazzとか入れて区分している人は多いと思います。
音楽をジャンル分けするなんて無意味!と云う訳ではないのだけど、私はそもそも分類って行為をあまり信用してない*1ので、ジャズもブルーズも、クラシック以外のモノは大抵popってジャンルに突っ込んでます。
でも、現在で大体2万4千トラックぐらいあるので、それだけではやはりシャッフルの時など不便。よって、以下のようなジャンルの使い分けをしてます。
- Private Items
- 自分や友人・知人の、一般に流通していないオリジナル曲やデモなど。
- early music
- 中世やルネサンスの西洋音楽。
- classical
- いわゆるクラシックと呼ばれる西洋古典音楽。時代はバロック期から現代まで。
- ethnic
- 民族音楽。伝統的なものから、現代的なポップなものも含む。邦楽や沖縄なども。
- pop
- 日本以外のジャズ、ブルーズ、ロックその他ポピュラー音楽。
- pop_jp
- 日本のジャズ、ブルーズ、ロックその他ポピュラー音楽。演歌や歌謡曲も。
- others
- トークショーの録音や落語など。
- soundtrack
- 映画、ドラマ、アニメ、ゲームなどのサントラ。CM音楽も。
- books
- 本の朗読、教材など。
あんまり細かく分けていないつもりですが、これでも、やっぱり微妙な箇所はいくつもあります。一番あいまい度が高いのはEthnicかなあ。ネーネーズやディック・リーはpopじゃないのか、とかカントリーやブルーグラスなんかは逆にPopじゃなくてEthnicではないか、とか悩ましい。
インド系でも、シーラ・チャンドラはpopなのに、アヌーシュカ・シャンカールはethnicなのはどうかとか?とか、自分でもあまり説明しきれない。アヌーシュカは古典の人でもあるから、というのが少々苦しいのは自覚してます(笑)。
明確な基準があればすっきりできるのだけどなあ。例えばいくらBee GeesだろうがCSN&Yだろうが、アルバム「小さな恋のメロディ」は映画のサウンドトラックだから、ジャンルはsoundtrackでいいのだ(キリッ
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で、このジャンル情報なんですが、どんな所でこれを使っているかと言うと、主にシャッフル再生の時ですね。
何かしら特定の音楽を聴こうとしているとき以外は、私の場合、ほとんどのケースでシャッフルモードになってます。ただ、全曲を対象にするとあまりに雑多な音(含む朗読)が出てくるので、多くの場合、カテゴリー単位の中でのシャッフルにしてます。
再生頻度が高いのは、ethnic、early music、popあたりですが、実は一番多いのがsoundtrack。これ、忘れた頃にへんな昔のCMとかが出てきて面白いんです。
でも、今回改めてライブラリーを見直してみて、ジャンル情報をもうちょっと整理しようという気分が若干出てきました。これはめんどうな事になったな(笑)。
(10/14/2010追記:タグ情報の「ジャンル」と書くべき所をほとんど「カテゴリー」と誤記したため、該当箇所を修正)
*1:分類って行為をあまり信用していない:分類って、体系的な分類法の知識を共有している場合は有効ですが、世間一般ではそんな具合になっていないし、大抵は個々人の恣意的な判断で理解されているという認識です。そんな非客観的なモノは共通の基準として役に立ちません。