味を決める人

ま、エントリ分けるほどのことはないんですが、ちょっと趣旨が変わるので。
食品産業には、その食品の味を決める人、というのが居ると思うのですが、上記のカールなどもマーケティング調査などを考慮しつつ、そのような人たちの決定により、最終的な味付けがされていると思います。

で、ここで問題にしたいのは、最終的にその味にゴーを出す人、なんですが。

もう20年以上昔の話になりますが、友人の部屋でTVを見ていると、某大手ファミレス(仮にAとする)の新メニューを作るまでのドキュメンタリー番組をやってました。メニュー開発部署(?)のシェフがあれこれ工夫をしながらいくつもの新メニューを開発する様子が描かれておりましたが、最終的な決定は役員会の試食により行われたのでした。

その様子を見た友人が一言「ああ、わかった。だからAはマズイんだ。」とつぶやきました。こんなやつら(言っちゃナンですが、いかにも昔の会社のエライ人然としたご老体ぞろい)がメニューを決めてるんじゃしようがない、と。

そうね、と私も思ったものです。その役員会は、たぶん経営のプロであっても、味覚のプロでは明らかになさそうでしたので。

なにぶん昔の話なので、大いに競争力の求められる今でも同じやり方でやっているとは思えないんですが、ホントのところはどうなんでしょう。