日本を貶めた「闇の支配者」が終焉を迎える日 (5/100)

はてな年間100冊読書クラブ」夏のクリアランス。その2。

実は、陰謀論とか、ちょっと苦手なんですが、ここまで気合を入れてタブーに挑戦する、ベンジャミン・フルフォードという人に興味があります。

とりあえず、図書館で手に入るなかで、最新と思われる著作を借りてみましたよ。

「闇の支配者」については、これまで何冊もフルフォード氏による著作があるわけですが、本書によれば、ロスチャイルド家、ロックフェラー家、ブッシュ家、モルガン家、メロン家、ウォーバーグ家、イギリス王室、ローマ法王、等の欧米貴族から構成される、世界を裏から支配するグループ、とのこと。

闇の支配者達は、世界の富を少数の構成メンバーで山分けしようともくろむ。「そのために、石油産業を押さえ、軍事産業をリードし、国際金融資本を裏で操っている」。

日本でも、そんな「闇」の代理人として私腹を肥やしてきた政治家やエセ右翼などがご活躍中だそうで。

まあ、政権交代以降、影に日なたに新政権潰しにかかっている勢力を見ると、そんな後ろ盾があってもおかしくない気もしますね。

そんな「闇」のみなさんは、なんだか2012に、余計な人類を滅ぼして世界政府を立ち上げるべく暗躍中だったのが、いろいろと失敗しているらしく、一方で、米国内では、ペンタゴンが米国支配層=「闇」と対立姿勢を打ち出しつつあるとのこと。

映画「アバター」は、ペンタゴンがスポンサーで、そういうメッセージが込められおり、観ればそういうことが分かるんだそうです。私は観てないので分かりませぬ。

また、「闇」が支配する国際金融方面で米国が好き勝手やってたりとか諸々で、欧州では「闇」を排除した新しい金融システムの立ち上げを画策、近いうちに重大な発表予定とのこと。

そのような反米=反「闇」勢力が力を増してきたため、「闇」の支配がくずれつつある。

とまあ、ざっくりと書くとこんな内容でありました。他にもベンジャミン・フルフォード氏の生い立ちやキャリア、これから日本が進むべき方向などにも触れてあり、興味深い本でした。

人によっては荒唐無稽と切り捨てる人もあるでしょうが、私はそれほど反論材料を持っていないので、なるほど、と受け止めました。少なくとも、このような視点も頭のどこかに持っておくのは、悪いことではないでしょう。

「しかし、常識からいって、そんなことあるわけない」という声については、子どもの頃から水木節にシビレながら育ってしまったので聞こえません(笑)。