先ほどなんとはなしに「恋のエプロン」というTV番組をみておりました。お嬢さん方がゴールデン枠番組出演をかけて課題料理を作るという番組でしたが、森本クリスティーナという米国育ちのお嬢さんが「アメリカにはカレーはない」と言いつつ課題のカレーライスに取組み、味のしないカレーを作ってしまうという場面がありました。
アメリカにはカレーはない、という主張に対しては出演者のみなさんは半信半疑で、審査員のプロの料理人らしい方も「あるでしょう？！」と発言しておりましたが、その瞬間、私はクリスティーナ嬢を支持するぞ、と思ったものです。
いや、厳密にはアメリカにだってカレーはあるでしょう。日本にだってケニア料理の店があるんだし。ちょっと極端かもしれませんが、一般家庭における認知度はソレに近いのではないかしら？
まず大都市でもそうインド料理屋にはお目にかかれません。時々ありますけどね。あっても、メインはタンドーリ料理などの非カレー料理というケースが多いんじゃないかしら。カレーなんてあんまり無いようです。むしろインド料理よりもタイ料理屋をたくさん見かけた印象があります。何件かは実際に食べに行ったし。
私の米国滞在経験はトータルでも一月ぐらいで、滞在地もシカゴ・NYCと大都会ばかりですが、その間一度もカレーを食べる機会がありませんでした。ましてやちょっと地方に行ったらカレーを出す店なんてあるのかな？という気がします。そういう意味でクリスティーナ嬢の発言には説得力を感じたのですが。
それはそうと、番組中で「味が無い」とか「漢方薬みたい」と評判の芳しくなかったカレーを、私はひそかに食べてみたいと思いましたよ。過去に好きだったカレーで、それぞれ該当するタイプのモノがあるので。
一方、世間的には評判が良くても私はダメというパターンもあって、それは一昔前の「カレーの王様」に代表されるような味のモノです。フルーツなどで甘い味を感じさせるもの。バーモントカレーとかだめだろうなあ（笑）。インド料理チェーンのサムラートが、同じような理由で苦手です。なので、インドっぽくないからということでなく、インドだろうが何だろうが、この手の味が苦手なんでしょうね。
これは勝手な偏見ですが、アメリカで今後カレーがブレイクするとしたら、こういう甘酸っぱさを感じさせる味のモノなんじゃないかなあという気がします。
追記：昔、同じようなことに言及している（id:min-chang:20050213）のを発見しました。
