ちびっこハウス

ナゾの「伊達直人」氏達による寄付行為が連日ニュースになっております。当初寄付されるのはランドセルが多かったようだけど、その他文具や現金など、広がりを見せている様子。

最初このニュースに接した時は、その、あまりに気の利いたネーミングに大爆笑したみんです。「あしながおじさん」以外に、孤児院に匿名で寄付する人物の名前として、これほど適切なモノがあるだろうか。しかも今となっては微妙にマニアック。

タイガーマスク(ウィキペディア)より一部引用

孤児院ちびっこハウス伊達直人は動物園の虎の檻の前で喧嘩をしたのがきっかけで、悪役レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされる。 虎の穴での殺人トレーニングをこなす日々の中で、自分と同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じような苦しみを味あわせたくないという想いを抱くようになり、虎の穴を卒業、「タイガーマスク」としてプロレスデビューをしてからは、収入の一部を孤児院へ寄付するようになった。 当初は虎の穴へのファイトマネーの半額という上納金は支払った上で、自分の手取り分の範囲内での援助を考えていたが、自分の出身施設である孤児院「ちびっこハウス」の窮状を知り、虎の穴へ納める分まで寄付せざるを得なくなる。虎の穴はタイガーを裏切り者とみなし、タイガーを倒すための刺客を次々と送って来る。

ちびっこハウスに寄付するために組織を裏切っちゃうんですよ。そのために、次々と送り込まれる刺客と戦い続けるタイガーマスク。なんとも筋金入りの寄付野郎なのだ。

ただ、みんのようなアラゲー(笑)にとっては自明のネタでも、そうでもない世間の受け取り方はちょっと違ったのかも。タイガーマスクと云うヒーローによるヒーローらしい善意の表れ、といった受け取られ方が主流のように見える。ちょっとした掛け違い。

そもそもTVなどを見ても、もはや情報発信側がそう思っているかのような報道の仕方だし、あげく「ジョー」や「桃太朗」を名乗る人が出てくる始末。そのうち飛雄馬とかウルトラマンとか出てきそうだ。

いや、違うよ、ヒーローだったら済むってもんじゃないよ。それにジョーも孤児だけど、キャラ的にはむしろカーロス・リベラだろ(違)。

まあ新手の人々も、その善意は認めるけれど、ネタとしては外してるよなー、と思わざるを得ないぞ。そんな中で、今朝の「とくダネ」ではもうちょっとヒネリのある寄付者が紹介されていたよ。

それは「若月ルリ子」。ちびっこハウスのルリ子姉さんですよ。「伊達直人」ほどのフィット感には欠けるけど、その他のヒーローを持ち出されるより納得感があったです(笑)。