ペリカンおじさんの受難

ホントにもう度々書いてますが、ウチはamazonさんを使い倒してます。以前、私のamazon使用実績を公開しましたが( 2010-06-01 amazon addict?)、おかげでサイクンにバレてしまい、「使い過ぎ」との指導を受けました(笑)。でも、私だけじゃなく、サイクンだって結構使ってますよ。

で、以前はamazonさんからのお届け物は、ペリカン便で届けられていました。あまりに頻繁に荷物が届くので、ペリカン便の担当のおじさん(仮にH氏とする)とも顔なじみになるぐらい。

ところが、去年の春ぐらいから、ほとんどがクロネコ、時々佐川、という配達体制となり、ペリカン便の登場頻度はかなり落ちてしまいました。

気になったので、amazonさんにおいて、運送会社の使い分けはどうなっているのか調べてみましたが、どうも日通と郵政の合併を機に、佐川への切り替えを行ったことは分かったものの、いまでもペリカン便で来る事もあるので、よく分かりません。

以下はamazonさんのサイトでの説明です。

梱包

パッケージには、メール便用と宅配便用の2種類があります。(商品の大きさによっては、メーカー既成の梱包でお届けする場合があります)

* メール便:厚さが2cm以内で、3辺(縦、横、高さ)の合計が70cm以内の商品は、通常、メール便用のパッケージに梱包してお届けします。メール便は配達時に受領印を必要としない配送方法のため、お客様の署名または捺印をいただかず、ポスト等に投函されます。

* 宅配便:一定の大きさおよび厚さを超える商品は、宅配便用のパッケージに梱包してお届けします。宅配便は配達時に受領確認の署名または捺印が必要です。

しかし、コレが厳密に適用されているとは到底思えません(笑)。例えば私は2日前に3冊の文庫本を買いました。注文は2冊と1冊で、すべて"1 click"の「お急ぎ便」です。連続してすぐ購入しました。

このような場合、通常は3冊を1件扱いにして届けれられる事が多いのですが、今回は、1冊が宅配便(ペリカン)、2冊がメール便クロネコ)で配達されてきました。分量が多いほうがメール便?!というか文庫本1冊をうやうやしく箱詰めで送られてもなあ...


ところで、いま世の中ではゆうパックの遅配が問題となってます。
ペリカン便事業を廃止し、宅配業務を統合すると公表してから半年強、いったいナニやってたんでしょうか。しかもシステム移行日を、このお中元シーズンの真っ只中に持ってくるなんて、正気の沙汰とは思えません。

そんな事は、担当者は言われなくても分かっていたはず。ニュースを読む限りでは、どうも経営陣がマトモに機能していたとは思えない様子です。こんなのでも経営者でございますって社長面できる日本って、ホントに経済大国なんですか?

みずほ合併の時もそう思ったけどさ。元IT屋さんとしては、関わった人たちの惨状が見え過ぎて身震いするですよ。ビジネスは止まるし、現場は地獄。企業の信用は失われる。移行の失敗なんて最悪の結果なのに、どうして経営者がもっと注意を払わないか。


まあ、そんなこんなで、ペリカン便はフォローというか火消しに大わらわ。昨日、めずらしくH氏がamazonさんの配達にやってきたため、久しぶりに挨拶しようとサイクンが受取に出ましたが、どうやら連日の対応でヘトヘトなご様子だったそうです。

とりあえずウチの注文は、お急ぎ便1日で届いたので、混乱の影響はなかったようですが、そろそろ収拾しつつあるんでしょうか。

それにしてもこんな大失態をやらかして、経営陣のバカぶりを晒してしまった郵便事業株式会社、これから大変だ。郵政なんかに統合されたペリカン便も、さんざん大迷惑をこうむってきた上、さらにナンギな事になってしまいましたね。

いっそ、ケチのついた「ゆうパック」ブランドは止めて、消滅予定になっている「ペリカン便」ブランドを戻したらどうですかね。