アッパー系?

世の中には、四六時中音楽がないとイヤ、という人種がありますが、私は明らかに日常からは音楽を除いておきたいタイプです。もっと言うと、ジャマです(だからリラックスの道具に使えない)。といって、もちろん別に音楽がキライなわけではないです。

よくよく考えてみると、音楽は私にとってはアッパー系ドラッグみたいなもので。けっこうテンション上がるし、ひたすらハイになりきれる時こそが音楽が一番楽しめる状態かもしれませぬ。すでにドーパミンが充分に分泌された状態になって、音楽を楽しむ下地が出来る、みたいな(笑)。

たとえば。部屋で飲みながらヘッドフォンで音楽を聴いているときって、ものすごい快感がありますです。めっちゃハイになってる。ジャンルは問わないけれど、細部まで良く知っている、聴きなれた音楽ってのが、特に快感度が高いですねえ。

なので、そんな時に自分の曲を聴くのって、最高の快感のひとつ。だって。アレンジの隅々まで手に取るように分かるのだもの(笑)。知らない曲でも、いつでもブルーズはキますねえ。世代か。もっともこの場合は曲なんて関係ないか。それから、よく聴きなじんだオペラ。私の場合はやはりモーツァルトか。これも自分でやってたからかな。

で、ホントに音楽ではリラックスできないのかどうか考えてみると、音楽というか、ドローンみたいなのが有効なようです、私は。こっちはダウナー系

メロディーとかの動きは無い方がいい。ウネリは欲しい。延々と続くタンブーラのびゃーん、でもいいし、何か低音のボーッとした音でもいい。声明とかもベリー良さげ。

まあそうやって意図的に聴くための時間をわざわざとらないとダメなんで、日頃はあんまり音楽に触れてません。音楽をやる人間の才能というか条件のひとつに、たくさん音楽を聴く、と考える人もありますが、その点、私はてんでダメですねえ(笑)。