本日はちょっと日記風。日頃スピッツの曲をセッションする機会のある若いみなさんを中心に、ＭＭナイツなるライブイベント（http://www.aikidouphere.com/mm_nights/）が催されたので、北浦和まで行ってきました。今日は簡単にそのレポートなど。
ＭＭナイツとはナニか？それはFM北浦和の人気番組「ときめきブレイクタイム*1」のスペシャル企画で、放送施設のある北浦和のライブハウス「AYEARS」でのライブを生放送しちゃおう、というイカしたイベントなのでした。
DJの軽やかなトークと共に番組開始。最初のバンドは「マネモノ」。最初から本格派の登場。スペシャルイベントならではのイキな演出でしょうか。演奏は、以前聴いた時よりもかなり落ち着いた感じ。まあ多少のミスはライブにはつきものなので良いとして、とにかく相変わらず上手いなあと。このバンドはもっとアグレッシブな演奏も出来る、と言うかそういうバンドだと思っていたので、今回は意図的に「抑えた感じ」を狙っているのでしょうか。選曲もそんな感じで。ハコの音作りも良かったけれど、この日の演奏は、じっくり聴かせるといった感じの、かなり良好な音空間を作る事が出来ていたのではないかと。こういうのはアマチュアのライブでは珍しいんじゃないかなあ。コレは、後で自分たちで録音したモノを聴いても分かりにくいかもだけど、私としてはこの日のマネモノの特筆すべきポイントではなかったかと。
２番手は「楽団726」。いつもは違うバンドでスピッツをやっているみなさんが集まったという、まあ私も同じような事をやっているので気持ちはよく分かります的裏バンド（笑）。こういうのって、気心はよく分かっているけどいつもと違う事が出来て新鮮で楽しいんですよねえ。そんな感じがよく出ていたステージではなかったかと。ええと6曲中3曲しか知らなかったんですが、その持ち寄った曲が、各自全員ボーカルを担当するというやり方とも相まって、普段スピッツをやっているだけでは見えないような嗜好を浮き彫りにしつつ、しかし根はやはりスピッツ同好の士が集まって演奏してます的フレーバーもあるという妙味。あと個人的には、大好きなシンバルズの「Rally」をやってくれた時に、この日最大のコーフン状態におちいったと云うことに言及せねばなりますまい。
その次は「情報系眼鏡式」。名古屋からの参加だそうで、しかもファーストライブ、かつメンバー３分の２は人生初ライブだという、ものすごいイキオイ。で、名古屋はスピッツのセッションが盛んでもあるらしいので、てっきりスピッツをやるのかと思っていたら、なんとオリジナル勝負でした。その意気や良し。しかしライブは初めて、とはとても思えないようなステージングでしたよ。オリジナルの曲も好印象が残りました。なにより自然に（かどうか知らないけど）こんなさわやかにさりげなく自分の作品を披露できるというのはいいなあ、と。オリジナル主体と云う事からすればこれも良いやり方だと思いましたが、スピッツの曲はアレンジ物として披露。でも、せっかくだからもうちょっと工夫があっても良かったかも？！
で、トリは「まめしば」。今回は都合により3人お休みの3人編成。リズム隊抜きでどんな事になるのかと思ったら、これが実にイイ味を出していたのでした。普通ならこうはならないよなあ？！とぼんやり思いつつ聴いていましたが、ひとつにはアコースティックセットに合うような選曲だったのかな、と。これは、曲調的に合うモノと、アレンジなどの装飾的な部分への依存度が低いというか、曲そのものが持っている地力が強いモノとの両面があると思いますが、とにかく「歌」を聴かせるという部分で成功していたと。やはりこの場合ボーカルの力も見逃せないか。曲はスピッツだけではなかったけれど、イイ曲だったなあ、と。しかも全体的に、なにしろ耳に心地良いアンサンブルでした。去年のライブでもイケると思ったけど、オリジナルの「ぼくは犬」は相変わらずいいなあ。
ここで番組のパーソナリティーからも挨拶があり、ライブは終了。というか、実は地元FM局でライブ中継というのは演出上の企画なのでした。でも私は途中まで本気で中継してると思っていたという（笑）。それにしても、どのバンドもそれぞれ見せ場があり、全体の雰囲気も良く、とても良いイベントでした。
実はこの後、出演者有志による演奏がありました。こちらはオリジナルが中心で、これにも感心する事しきり。まあ自分の音楽活動が止まったままという体たらく*2であるという事もあり、ワカモノもやるなあ、などとノンキな事を言って済まして居る訳にはイカンぞと思うわけでありました。
さて、この後は例によって打上げに参加して飲みに話に興じておりましたが、夜中にグーグー寝込んでしまうという大失態を演じてしまいました。いやもうホントに。ワカモノ中心の呑みで、あのような姿をオトナが晒してしまうのはいかがなモノかと。こんなオトナになってはいけませんよと注意を促しつつ、まあ人生たまにはそんなこともありますということで（笑）。
