インパクトの10枚

唐突ではありますが、これはスゴイ!と思ったアルバムを10枚選んでみました。日本のものだけ。

最初は好きなアルバム10枚にしようと思ったんですが、際限なくなっちゃうんで、リアルタイムでものすごくインパクトのあったものシバリといたしました。

時代のインパクト重視な為、以下、おおむね時代順です。「間に合わなかった」はっぴいえんどやミカバンドやはちみつぱいとかは後追いなので選外です。

ひこうき雲荒井由美
ひこうき雲これはホントにびっくりしたです。なんか新しい時代がやって来た、と。その後の作品群から比べればジミですけどね。やはりこれを最初に聞いた時の衝撃ってすごかった。次の「ミスリム」は掛値なしに名盤。
生聞59分(憂歌団
“生聞”59分FMで聴いていた頃は、てっきり女の人が歌ってるのかと(笑)。私にとって、憂歌団は、もうひたすら渋くて面白くてかっこよかったですね。ワタシ的ブルーズとの出会い。中学3年の春。矢野顕子ユーミンとほぼ同じ時代に聴いていた記憶があるなあ。なぜアッコちゃんだけが選外になっているかというと、Japanese Girlを入手したのはずっと後だったので。曲単位でなら「丘を越えて」は絶対に選ぶぞ。
泰安洋行細野晴臣
泰安洋行(紙ジャケット仕様)私のアジア音楽趣味は、元はといえばこの人の仕業です。もっとも私にもレセプターがあってこそとも思うけれど。とにかくこれはめちゃくちゃかっこよくて新しい!と思ったですねえ。夏の夜に、クーラー切って汗だくになって聴くのが好きです(笑)。
Second Line(久保田麻琴と夕焼け楽団
SECOND LINE私にとって当時の細野サウンドはナマに近い感触があったんですが、ニューオリアンズとかそんなのに混ぜて沖縄モノとかをやっていた夕焼け楽団は、かなり耳障りのよいフィルターをかけてました。その洗練のさせ方がグッド。日本人にレゲエは不要だと信じてました。
Yellow Magic OrchestraYMO
イエロー・マジック・オーケストラ(US版)だって、テクノなんだもの(笑)。しかもアジア。どれもすごいけど、やっぱり東風かなあ。私に限らず、たいていの人はびっくりしたと思うけど。
Ride On Time山下達郎
ライド・オン・タイムこれは一気にハマリましたね。これと「Go Ahead」とか「On The Street Corner」は、この時期どれだけ聴いたことか。いろんな意味で教科書でした。自分の中に新しい風が入ってきた、って感覚がありましたねえ。
A Long Vacation(大瀧 詠一)
A LONG VACATION 20th Anniversary Editionちょうどこの頃に曲を作り始めたんで、もう影響受ける受ける(笑)。それにしても力作。よっぽどYMOの活躍に刺激を受けたんでしょうねえ。当時、頭ではわかっていても、はっぴいえんどの人とはどうも思えなかった。なんかヘンな感じでした。
マニア・マニエラ(ムーンライダーズ
マニア・マニエラ実はこのアルバムのまえに「青空百景」と云うアルバムで人生変えられちゃったんですが、それよりダメ押し的インパクトがあった、と。いや、ホント。上で受けた影響などいろいろ書いてますが、そういうことをほとんどひっくり返してしまったのです、ムーンライダーズは。
毎日がクリスマスだったら(鈴木さえ子
I WISH IT COULD BE CHRISTMAS EVERYDAYクラシックの技法をベースに、こんなにもポップでかわいい音楽が作れるのかー!と心底驚愕しました。私もこんなことがやりたい、とは今でも考えています。曲を作るって?と、つくづく考え直させされたものです。
海に行くつもりじゃなかった(フリッパーズ・ギター
Three Cheers for our side ~海へ行くつもりじゃなかったついに年下にやられたー、と思い知らされたアルバム。つまりそれまでは、私にとって面白い音楽は常に上の世代から提供されていたんですね。同世代もダメ。ホントに才能あるヤツって、若いうちにどんどん世に出てくるよなー。などと考えたり。



えーーっと、チューリップの「Take Off」と佐野元春の「Visitors」と太田裕美の「TAMATEBAKO」とおニャン子の「夢カタログ」とサザンの「熱い胸さわぎ」とゲルニカ「改造への躍動」が次点かな(多すぎ)。

TAKE OFF(離陸) 熱い胸さわぎ 夢カタログ TAMATEBAKO VISITORS 改造への躍動(紙ジャケット仕様)




結構、いろんなところでびっくりさせられてます(笑)。