そしてクリスマス

中学生の頃、いわゆる原理主義系な某キリスト教関係の方から聖書の講読を受けておりました。ソレを一年ちょっと続けてみて、こんなキビシイ宗教は私にはムリと判断した訳ですが(笑)、キリスト者にはならなかったものの、物の見方としてはやはり影響が残りました。そんな訳で、クリスマスなんてのも、元々はキリスト教とは関係ない土着の信仰だよなあ、ぐらいに思うわけで。
だからといって、もちろんキリスト教徒な善男善女がクリスマスを祝うことについてアレコレ言おうとも思わないし、そんなこと言えた義理でもないと。世界中がクリスチャンであるかのごとき振る舞い*1には少しだけ苦笑しつつ、でも大いに祝い楽しめば良いと思うわけで。
まあそんなに気になるわけではないけど、キリスト教徒以外の日本人があまり浮かれるのもどうかと思いますけどね(笑)。
でも(そんな部外者の私にも)それが大いに気になった時期というのがあって、それはいわゆるバブルの時ですね。1989年、いわゆるトレンディドラマをいくつか見ていて、大いに驚いたわけです。世の中はいつからクリスマスを一緒に過ごす相手が居なければ死んだほうがマシ的なノリになっていたのか?!と。
いや、以前から恋人同士ロマンティックに過ごしたいという機運というのはあったと思いますが、その年、それは何としてでも実現しないとならない絶対的なモノとして、人としてソレがごく当然であるかのように、いくつかのドラマで扱われていたわけです。
思わず私は「去年はどうだったか?!」と振り返さざるを得ませんでしたね(笑)。でも私の感覚では「その年、突然に」そうなったとしか見えませんでした。たぶん代理店がなんか仕掛けてるのか?ぐらいに思ったと。
それはどうも違うだろう?と思った私は、当時好きだった女の子へのクリスマスプレゼントとして*2、その辺の思いを曲にして進呈することを思いつきました。曲はサクサクとできて、タイトルも「そしてクリスマス」と決まりましたが、詩がどうにも作れずにそのままになってしまいました。
結局そのあと10年寝かせることになってしまい、1999年、内容を説明してまきちゃんに歌詞を書いてもらうことでやっと完成しました。私には、ここまでダラダラと書いてきたようなことを詩に込める力などなかったと言うことですね*3(笑)。

*1:Do They Know It's Christmas?とかね。善意は分かるけど、余計なお世話だって。

*2:彼女はクリスチャンでした

*3:逆にソレができれば、この作文ももっとすっきりとしていることでしょう。