国営放送ではない

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さて、その逆説的海老沢人気を受けて、NHK受信料の不払いが絶賛発生中らしい。そりゃそうだ。誰もかれも、払わない理由を探すのに必死だったのだから。大手を振って払わずに済む方法が見つかったのだから、それを利用する民衆が増産されたとしても仕方が無いだろう。

あまりに言い得て妙で、思わず大爆笑してしまったさ。もっとも、私は人一倍NHKの番組を楽しんでいるという自覚と現実があるので、黙々と受信料を払い続けております。しかも衛星料金も含めてお値段は4,580円也。大多数の人は2,790円だったハズ。

NHKに受信料を払うキモチというのは、ひとえにスポンサー付では実現できないような番組作りに期待する*1から、そして実際ソレを楽しんでいると思うからであって*2、決して払わなければならないからではなく、その点、むしろ喜んで払っていると言っても過言ではない。私が払わずして誰が払うのよ?!ってなもんです。

こうしたケースで常に問題になるのは、では払った金がムダなく役立てられているのだろうか?という点ではないかと。

昨今表面化したNHKでの不祥事を見ていると、そんなに不正に大金を使っても全体的に番組制作上の影響が出ないんだったら、その分はムダなんだから受信料下げろよ、ぐらいに思えてしようがない訳で。どうよ。まあ税金と同じですね。一部の勘違い野郎に甘い汁を吸わせるために払ってんじゃないぞ、と。

ところで。先日の「NHKに言いたい」を見ていると、受信料システムをやめて、民営化&スポンサードにしろという意見もあるようですが、いまさら民放をもう一局増やして何か益があるのか、金のガチョウを殺すだけだろうと思いつつ、逆に私などは全ての放送局が金を取れば良いのに、もうタダでTVを垂れ流すのをヤメレ!ぐらいに思うわけでして。

タダのサービスにも必ず対価というモノは付いてきて、私などは往々にしてそれがウザかったりセコさを感じたりするので、ついついそのようなことを妄想してしまうなあ。これはTVに限らず、あらゆるエンターテインメントについても同じ事で、タダ見タダ聞きではクオリティーの低下必至と言えましょう。

*1:つうか、だってそれは民放でも見られるじゃんか。

*2:NHKスペシャルなんてその好例だと思うけど、世の中にはNスペももう終わってるという声もみかけます。でも極端な話、これがダメなら他に何があるのか?!