インドのこと その7 プージャー

インドに行ってホントに良かったと思ったことのひとつが、生プージャーを体験できたこと。

プージャーとは、毎日、日没時にガンジス川(以下ガンガー)のほとりで行われるお祈りの儀式*1。私はバラナシ、ハリドワール、リシケシの3ヶ所で体験しました。それぞれ趣が異なって素敵でした。

個人的には、これぞインド!というイベントでもあり、実際にその中に身を置いてみると、あまりにすばらしいサウンドに、ほとんど陶酔状態になったようにハイになったものです。

ようつべで探してみたら、結構たくさんの映像がありました。まずはバラナシはダシャーシュワメード・ガートのプージャー。

Ganga Aarti at Dashashwamedh Ghat, Varanasi

見やすいようによくまとめられてますが、規模の大きさはわかると思います。さすがにバラナシ。このように、ガートなる沐浴場の階段が川に向かって降りてゆく途中に、ガンガーに向かってステージが用意されていて、その上段方面の階段にて善男善女がぎっしり集うの図。


お次は、ガンガーをぐっと上流にさかのぼって、ハリドワールのプージャー。

Ganga Aarti Haridwar

ここまで上流に来ると、ガンガーの川幅も狭く、流れも速いです。この映像では川の流れの速さも見て取れます。対岸にも人がいっぱい。水もとてもキレイで、入るのに勇気が要るバラナシとは大違い(笑)。

この映像は、実際に自分が参加した時の雰囲気にかなり近い感じです。バラナシのショーアップされたものとはまた違う感じ。

ハリドワールでは、プージャーに参加するときに、実行委員?のような人が来て、由緒ある寺院(画面の左端に映っている)に寄付をするようにと寄付フォームみたいのを渡されたのを思い出したぞ。ありがたくお支払いいたしましたけど。

そしてさらに上流へさかのぼり、リシケシのプージャー。

India Puja

これも私が体験したのと、ほぼ同じような感じが再現されてます。ハリドワールより、さらに実体験に近い。

映像にも出てくるけど、リシケシのプージャーは、どうもハルモニウムのようなものを弾き歌いしているおじさんが全体のサウンドをリードしているようなのだ。

リシケシでは、プージャーのときの音楽があまりにすばらしく、音源売ってないかなー?と思ったのだけど、近くのCD屋さんには見当たりませんでした。残念。


さて、ここまでの映像には映ってなかったのだけど、プージャーの時になくてはならないのが、灯篭流し。

いや、灯篭ではないのだけど、葉っぱのお皿(直径15cmぐらい?サイズはいろいろ)に花を敷き詰めてろうそくを立て、火を灯してガンガーに流すのだ。

こちらの、ナレーション(英語)つきプージャーの説明ビデオでその様子を見ることができます。

THE GANGA AARTI in VARANASI

これ、実際には幻想的でとってもキレイなんです。私も流しましたよ。ブツは黙っていても現地の子供が売りに来ます。

しかしまあ、ようつべ便利だな。自分が行った時には、カメラもビデオも持参しなかったため、若干のイラスト以外、振り返るためのマテリアルがまったくないのだけど、久々にプージャーの映像に触れて、まわりの空気感とかニオイとかが見事に脳内再生されたですよ。

次に行けるのはいつの事になるやら。


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*1:プージャーとは:別にガンガー沿いじゃなくても、各地のお寺やご家庭でやっているようですが、インドに訪れた頃は知らなかった