ベースの弾き方を変える

ふと気がつくと、もう35年はベースを弾いてる。私の公式ライブデビュー(非公式もある。笑)は、ベース弾きとして実現したのだ。
それ以来現在まで、特に演奏を習うということはなく過ごしてきた。が、少々気になることもあった。

他の人はそうでもなさそうだけど、私の場合、ちょっとしばらく気合を入れてベースを弾くと、右手にすぐ豆が出来るという事がままある。

また別の話だけど、右手で親指で弾く(スラップに非ず)時と、人差し指・中指で弾き分けているケースを見かけるけど、私がやると、親指弾き時の音量が小さすぎて、奏法として共存不能みたいなところがあった。

もやもやした感じはあったけど、どうやら右手の使い方が、人とは違うんじゃなかろうかという気はしていたんだよなあ。


親指でベースを弾く(スラップに非ず)というのは、これが出来たら良いなあと思うようなケースもあって、以前からやってみたくてたまらなかったのだけど、上記の理由で、実際には使えないと思っていたのだが、とりあえず、親指弾きと、それ以外の指弾きでのレベルが合うようにするにはどうするか考えてみた。

  1. 親指で弾くときに圧を増やす。しかし、これはいくらやっても、人差し指などと同じような音量がでなかったばかりでなく、力を入れたときにスラップみたいな音色になりがち。
  2. 人差し指・中指で弾く時の圧を減らす。こちらの方が現実的のように思われたが、意図的に力を抜きっぱなしというのは、何か不自然のように感じた。しかし豆が出来るほどの圧は、やはり不自然に思える。

いろいろ試してみて、これってギターでアルペジオを弾くときのように、指を曲げて弾けばいいんじゃない?と気がついた。

いままでは、右手の指をまっすく伸ばしたままベースを弾いていた(A)けど、試しにBのように指を曲げて弾いてみる(B)ことにしてみた。

それと同時に、豆が出来る原因と思われる弦を弾く場所を、今まで指先の腹で弦を弾いていた(C)のを、もっと指先側で弾く(D)ようにしてみたらば!なんだかイイ感じで弾けるではないか。


これが答えだ!?て言うか、いままでみんな自然にこうやってたんでしょうか?(笑)


自分がベースを弾くバンドが最近活動を止めてるため、しばらくベースから離れていたけれど、今年に入って、ロデオやTezzianoで久々にベースを弾くことになり、さっそく実践の機会がやってきました。

初めは慣れないながら、少しずつ弾き方を変えていった訳ですが。

うーん、なんだかとっても自由度が上がった感じ。右手の指は、親指、人差し指、中指、時々薬指(これは以前から)を適当に組み合わせて使う感覚。まさに、アコギをでアルペジオを弾くのと同じような感覚に慣れてきました。

それにしても、どこかでベースを習うことがあったら、その時点で矯正されていた事なんでしょうか?!まあとりあえずば、しばらくこんな感じでベースを弾いてみようと思うみんなのでした。