ペニーレインでバーボン

地元のブックオフで中古CDを見ていて、ふと目に入った吉田拓郎コーナー。

初期カタログはオリジナルのエレック盤で揃えているというぐらいにはファンなので、いまさら目新しいモノもないと思ったけど、ふと手に取ったベスト盤に収録された曲名をみてコーフン。

「ペニーレインでバーボン」

拓郎の代表曲の一つでありながら、歌詞に使われた「つんぼさじき」というフレーズのために、現在では入手不能な不遇な曲。

をを、これは貴重盤!とばかりに買ってきましたよ。これで収録アルバムである「人生を語らず」を補完できた、と思ったけど、こちらはどうもアルバムごと廃盤になっているらしい。1曲のためにアルバムごと廃盤とはすさまじい。

え、そうだっけ?「ペニーレインでバーボン」だけ抜かした選曲でCD出てなかったっけ?なんかちょっとウロだな。

そういえば、「PENNY LANE」ってタイトルのベスト盤があったな。当然「ペニーレインでバーボン」は収録されていないので、なんか看板に偽りアリって感じ。「を、ペニーレイン復活?」と思って買っちゃう人狙いと言われてもやむなしな企画と言えましょう。

THE BEST PENNY LANE

THE BEST PENNY LANE

しかし、90年ぐらいまでは、まだ普通に売られていたので、最近になって自主規制したということになりますが、やれやれ、本質的に意味のない言葉狩りはもうカンベンしてくださいよ。

しかし、書きながら思い出したけど、「人生を語らず」って、アナログ盤は当然持ってますけど、CDも持っていたような???これもウロだなあ。しかし、ホントに持ってたんなら、今回そんなにコーフンしなくても良かったのか?!昔買ったCD郡は今手元にないので確認の手段なし。

曲の舞台となった実際の原宿ペニーレインは、もうなくなってしまったと聞いた記憶があるけど、70年代後半、高校生の私は学校の帰りに何回かお茶しに行った事があります。学校から近かったので。当時はビートルズの「Rock'n Roll Music」のジャケットデザインが看板に使われてました。キディランドの脇の路地にありましたね。

まあ、確かにコーヒーとかもあったけど、やっぱりここは飲むための店、って感じでした。そんな居心地の悪さを多少感じつつコーヒーを飲む17歳の私。

これはやはりそのうち飲みに来ないと。拓郎も来るかもね、なんて思ったけど、高校卒業後は青山原宿界隈に行く機会もそうなくなったので、ついにペニーレインでバーボンを飲むという機会を逸してしまったなあ。ベタ過ぎだけど一度ぐらいやってみたかった。