泣いちゃったよ

昨日、大リーグの試合で、最後の打者が誤審でヒットになり、完全試合が幻と消えたというニュースが話題になりました。

(読売新聞) 2010年6月3日(木)17:15

 米大リーグで2日、完全試合が台無しになる大誤審があった。 九回二死から27人目の打者のゴロを内野安打と判定した塁審が、試合後に誤審だったと認めた。 大記録がフイになったのは、タイガースのアルマンド・ガララーガ投手。

これが問題のシーン!

映像では、選手の(セーフになった本人も含む)唖然とした表情と解説者?の「アウトじゃん」ってブツブツが味わい深いですが、ニュースによると、誤審したジョイス塁審は試合後に「走者が送球より早く塁に達したと思ったが、ビデオ再生を見て間違いと分かった」と誤審を認め、ガララーガに謝罪したそうです。

妙に突っ張らないで、自分の非を認めたのはエライと思いますが、記録は還らない。別にワザと間違えてるわけじゃないけど、大記録をつぶしちゃったし、誤審だと分かってからは相当凹んだろうなあ、と思っていたんです。

そしたら、本日、こんな続報がありましたよ。是非リンク元で写真も見てみてくださいな。

 2日のインディアンス戦でタイガース・ガララーガ投手の完全試合を誤審で台無しにしてしまったジム・ジョイス審判が3日、タイガースの本拠地、コメリカ・パークに再び登場した。

 前日は一塁の塁審だったが、この日のインディアンス戦では主審。ジョイス審判の名前が場内アナウンスされると、スタンドからは一斉にやじが飛び、「We All Know It Was Perfect」(われわれはみんな、あれが完全試合だと知っている)とのボードを掲げたファンの姿も。

 ファンはまだ誤審に怒り心頭のようだが、タイガースのリーランド監督は大人の対応を見せた。

 試合前のメンバー表の交換は普通、両軍の監督同士が行うのだが、リーランド監督は「こいつを持ってってくれないか」とガララーガ投手にメンバー表を渡し、ジョイス審判の元に届けるように依頼した。

 ガララーガ投手もこれを快諾。ホームベース付近でジョイス審判とガッチリと和解の握手を交わし、メンバー表を手渡した。

 スポーツマンらしいこの粋な計らいにジョイス審判は思わず号泣。スタンドのやじも大きな拍手と声援に変わった。

なんだよ、もう。思わずもらい泣きしちゃったじゃないか。トシかなあ。