昔、ムーンライダーズのセッションで知り合った人たちが、新しくジェリーフィッシュのバンドを始めたというので、先日ライブに行って来ました。その名もベリーディッシュ。
そも、ジェリーフィッシュとは何者か。それは1990年にデビュー、1994年に解散した、サンフランシスコ出身のイカシたグループ。
2枚のオリジナルアルバムは、それぞれ少し色合いが違うけれど、そのサウンドは、知る人ぞ知る魅惑のポップサウンド。サウンドの感じとしてよく引き合いに出されるのは、Queen、The Beach Boys、The Beatles、XTC、Badfingerなどですが、まあ特に名前が出なくても、「そんな感じ」の音楽のいろんなエッセンスが見え隠れする。
もし、その手のサウンドが好き人なら、聴いてみて損のないグループですよ。メンバーは、ごちゃごちゃと出入りがあって、結局アンディ・スターマー(Vo, Drs)とロジャー・マニング(Vo, Kb)の二人バンドみたいな感じ。アンディ・スターマーは「パフィー」の命名者として知られてますね。
- アーティスト: Jellyfish
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 1993/02/09
- メディア: CD
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さて、そのジェリーフィッシュのトリビュートバンド、ベリーディッシュですが。あの凝ったサウンドを、どうやって再現してくれるのか。それだけでかなり楽しみ。
メンバーは手練ぞろいなので期待値高しでしたが、いやもう素晴らしいの一言。細かいことを言えばいろいろあるんでしょうが、凝ったコーラスやアレンジの再現力はは、その場でライブとして聴いて圧倒するに十分でした。アコースティックコーナー的な処理も面白かった。
少なくとも生ジェリーフィッシュを体験してない私(来日したなんて知らなかったし)には、擬似ライブのようにコーフンしましたよ。ふはっ!(水木調)
そして、こちらが当日のセットリスト。アンコールのピンクレディーのカバー以外は、全部「Best!」に入ってましたね。今気が付いた。
- The King Is Half-undressed
- That Is Why
- I Wanna Stay Home
- Bye Bye Bye
- Glutton Of Sympathy
- Baby's Coming Back
- Calling Sarah
- New Mistake
- Joining A Fan Club
- No Matter What(Bad Finger)
Encore:S.O.S. (ピンクレディー)
来日時に演奏したというS.O.S.ですが、これ、ちゃんと日本語で歌ったのかしら?音源聞いたことがないんでわかんないです。
ところで、当夜の対バンは「TOKIO・ジュリーズ」。沢田研二の大ヒットメドレーでした。こちらもクオリティー高くて楽しかったなり:)