くらげサウンドの夜

昔、ムーンライダーズのセッションで知り合った人たちが、新しくジェリーフィッシュのバンドを始めたというので、先日ライブに行って来ました。その名もベリーディッシュ。

そも、ジェリーフィッシュとは何者か。それは1990年にデビュー、1994年に解散した、サンフランシスコ出身のイカシたグループ。

2枚のオリジナルアルバムは、それぞれ少し色合いが違うけれど、そのサウンドは、知る人ぞ知る魅惑のポップサウンドサウンドの感じとしてよく引き合いに出されるのは、QueenThe Beach BoysThe BeatlesXTC、Badfingerなどですが、まあ特に名前が出なくても、「そんな感じ」の音楽のいろんなエッセンスが見え隠れする。

もし、その手のサウンドが好き人なら、聴いてみて損のないグループですよ。メンバーは、ごちゃごちゃと出入りがあって、結局アンディ・スターマー(Vo, Drs)とロジャー・マニング(Vo, Kb)の二人バンドみたいな感じ。アンディ・スターマーは「パフィー」の命名者として知られてますね。

Spilt Milk

Spilt Milk

さて、そのジェリーフィッシュのトリビュートバンド、ベリーディッシュですが。あの凝ったサウンドを、どうやって再現してくれるのか。それだけでかなり楽しみ。

メンバーは手練ぞろいなので期待値高しでしたが、いやもう素晴らしいの一言。細かいことを言えばいろいろあるんでしょうが、凝ったコーラスやアレンジの再現力はは、その場でライブとして聴いて圧倒するに十分でした。アコースティックコーナー的な処理も面白かった。

少なくとも生ジェリーフィッシュを体験してない私(来日したなんて知らなかったし)には、擬似ライブのようにコーフンしましたよ。ふはっ!(水木調)

そして、こちらが当日のセットリスト。アンコールのピンクレディーのカバー以外は、全部「Best!」に入ってましたね。今気が付いた。

  1. The King Is Half-undressed
  2. That Is Why
  3. I Wanna Stay Home
  4. Bye Bye Bye
  5. Glutton Of Sympathy
  6. Baby's Coming Back
  7. Calling Sarah
  8. New Mistake
  9. Joining A Fan Club
  10. No Matter What(Bad Finger)

Encore:S.O.S. (ピンクレディー

来日時に演奏したというS.O.S.ですが、これ、ちゃんと日本語で歌ったのかしら?音源聞いたことがないんでわかんないです。

ところで、当夜の対バンは「TOKIO・ジュリーズ」。沢田研二の大ヒットメドレーでした。こちらもクオリティー高くて楽しかったなり:)