そしてゴーヤーマン

こんにちは。みん@KFAです。

はじめに白状してしまいますが、この呑々草子というタイトルは、敬愛する杉浦ヒナコさんの本の名前からいただきました。のんのんそうし、と読みます。こう云う場合にアリモノを使うのはいかがのものか、という声も聞こえてきそうですが、あまりに良いタイトルなので、つい。

ところで。
巨人の星の主題歌の出だしを「重いコンダラ」だと思っていたという話はよく聞きますね。もっとも私がその話を耳にしたのはもう二十歳も過ぎてからという頃でしたが、それまでそんなふうに思ったことは一度もなかったので、実はコンダラ派が多数世の中に存在するらしいことを知ってびっくりしたものです。

でも確かあの歌が流れてる時に、一緒に歌詞も出ていたと思うんですが。だから私は誤解のしようがなかったのだと最近気づきました。

一方コンダラ派は、あの時流れる画像によって目を眩まされたのでしょう。(笑)

まあこの場合は、「おもいこんだら」という音は同じなのですが、黄金バットの歌をご存知ですか?「どこ、どこ、どこから来るのか黄金バット」ってやつです。

放映当時、私は5歳ぐらいでしたが、隣に双子の兄弟が住んで居て、この二人が「どこん、どこん」と歌っておりまして。

私「それは『どこ』だ」
双子「いや『どこん』だ」

などとよく言い合いをしておりました。じゃあその続きの歌詞は?と聞くと、「どこからくるのか黄金バット」だとのたまうあたりがシビレましたね。じゃあ最初の「どこん」はなんだ?!

しかし他にも居たのかな、どこん派。(笑)

黄金バットといえば不気味な面相の正義の味方というジャンルの第一人者ですが、悪役のナゾーというのが妙だった。頭からすっぽり黒い布(?)をかぶって、猫のような目が四つのぞいている(しかも全部色が違う)。頭のところの布のあまりが耳のようになっていて、いよいよ猫っぽい。

そして時々「ローンブローゾー!」と凄むのです。子供の頃はただのおどろおどろしい意味のないフレーズだと思っていたのですが、これがどうやら近代犯罪学の祖と呼ばれるらしい、C.ロンブローゾさんから持ってきたようなのです。

この人はどんな人かというと、犯罪者は身体的な条件によって規定される、というなんともファンキーな学説をぶち上げた人で、19世紀から20世紀にかけて活躍したそうです。しかし祖なんだからエライもんだ。

(おっと、つい「今世紀初頭」って書くところだった。それって今じゃんか)

具体的にはサルっぽい面相が犯罪者的な容姿なんだそうですが、古波蔵恵尚も100年前に生まれていたらゴーヤーマンどころじゃなかったろう。

とまあ、呑み話のようにとりとめもなくダラダラと書いてゆく予定です。まずはご挨拶まで。