240GB HDDに改造しRockboxを実装したiPodを使用していたみんであったが、Rockboxは仕様上の問題から長い間iPod SSD対応の壁を越えられず、しかも最近愛用Rockboxが不具合に陥り進退窮まり、改造iPodの命運もこれまでかと自棄になりiPhoneで音楽を聴くように。ところが実際にはほぼ1年ほど前からRockboxがiPodでの480GB SSDへの対応が可能になっていた事がわかり、あわてて実装にとりかかるのであった。
480GBのSSDが届くまでに出来ることはやっておこうと、大容量ディクス対応のパッチプログラムとそれに対応したRockboxを入手して、OSの壊れていたRockboxが復活したのは先週のこと。
・大容量ディスク対応パッチ済みのRockboxはここからダウンロード(build 96751M-140228)
・参考までに、この情報のあったRockboxの公式フォーラムはこちら
バッチリ作動するようになったのを確認して、あとは480GB SSDが届くのを楽しみに待ってたら、やってきましたよはるばる米国から。
これが今回のブツ。左から交換用バッテリー(850mAh)、iPod 5G Video、480GB SSD(接続アダプターに装着済み)。バッテリーは容量アップするつもりだったのだけど、すでに850mAhのバッテリーが装着済みでした。が、もはや交換から5年経っているので予定通り交換。
さっそくiPodをバラシて、各交換パーツを装着してみました。外した240GB HDDに比べてSSDはmSATA/PCI-E SSD→ZIF/CE 変換アダプターをつけてもかなり小さい。
ためしに一度ケースを閉めてみましたが、案の定なかでカラカラと動くので回りをスポンジで埋めてみたらイイ感じに固定されたので即採用。
さて、Rockboxに限らず、iPodでディスクを交換したら必ずiPodの復元を要求されます。PCに接続してiTunesからiPodの復元を実行すると、またiPodとして普通通りに使えるようになる訳です。
私の場合はRockbox実装してるので、さらにここからRockboxをインストールする必要がある訳ですが、今回はディスクを交換してるので、ブートローダーのインストールも必要でした。そこで念のためインストールツールのサイトから最新ビルドのブートローダーとRockboxをインストール。
そのままだと大容量ディスクが認識されない(はず。今回は試してない)なので、すでに先週インストールして動作確認した、大容量ディスク対応パッチ適用済みRockboxのバックアップファイルをiPodにコピーして、Rockboxファイルを上書き。最新ビルドから少しバージョン戻っちゃったけど、問題なく動きました。
ここまで、ビックリするぐらいにスムーズに進んで、昔、時間かけてソース編集やら再コンパイルとかやってたのがもうウソのような快適さ。いい時代になったもんです。
そして手持ちのiPodはめでたく480GBへとディクス拡張致しました。容量が大きくなっただけでなくSSDになったことで静かにそして確実に早くなったのであります。
そして、取り外したHDDより入替えたSSDが小さく軽かったため、iPoid本体がとっても軽くなりました。いやこれは期待してなかったー。まさに望外の喜び。
実はすでに1TB SSDでも動作確認が出来てるらしいのだけど、いかんせんバッテリー消費があまりに激しいのだそうで。まあ今のところ480GBで問題なく使えると思うので、しばらくこれで満足できると思うです。